「憎しみを解放する」ことで、コピーライティング全体が変わる。

ここだけの話にしてくださいね。私は独立した当初、経営者に非常に憤りを抱いていました。

「なぜ私の話を聞いてくれないのか?」「なぜ私の言う通りに戦略を実行しないのか?」「今取り組むべき経営課題はソレじゃない」

私のコンサルタントとしての未熟さを物語っていますね。傲慢にも程があります。私は成功報酬で経営戦略を構築しますが、私のコンサルティングの成功率は3割でした。何が原因なのだろうか?私は成功した事例と失敗した事例を分析しました。

複雑な要因が多数、糸のように絡まっているのだろうとイメージして分析した結果、「ウソだろ?何かの間違いだ」と叫びました。失敗した事例には一つのパターンが見つかったのです。それも問題の本質的なパターン。

それは、「立てた戦略が実行されないこと」でした。実行されない戦略はゴミ。実行されないゴミを作った戦略コンサルタントはゴミなのです。

私が立てた戦略を実行すれば100%成功しているのに、実行されない案件が全体の7割を占める。結果として、成功率が3割となってしまっている。現実的に、すべての案件が実行され、結果として成功率3割が理想です。

100%成功するコンサルティングなんてこの世の中にありません。100%儲かると、うそぶく詐欺師と同じです。私は自分の存在意義を根本から崩れさる問題と正面から向き合わなければなりませんでした。

私は、コンサルティングする際に、前もって経営者に読んでもらうレポートがあります。事業が成長するにつれて変化する経営課題とその優先順位をまとめたレポートです。

経営コンサルタントの使い方。

実績レポート。

私がコンサルティングして成功した事例と失敗した事例は、分析してみるとランダムに起こっているわけではありませんでした。ある日を境に成功した事例と、失敗した事例が発生しているのです。

それは、私がコンサルティングする際に、前もって経営者に読んでもらうレポートのキャッチコピーを変えた日でした。結論から言いましょう。

失敗した事例が多数発生した時のレポートのキャッチコピーが、

「バカな経営者と天才経営者の紙一重の差とは?」

成功した事例が多数発生した時のレポートのキャッチコピーが、

「天才経営者の秘密」

どうでしょう?

「バカな経営者と天才経営者の紙一重の差とは?」「天才経営者の秘密」どちらのキャッチコピーが読みたくなるでしょうか?また、どちらのキャッチコピーが私と一緒に仕事してみたいと思うでしょうか?

実績値は秘密ですが、「バカな経営者と天才経営者の紙一重の差とは?」というキャッチコピーのほうが反応率が高いです。しかし、契約率は低く、コンサルティング後のクライアントの成果も上がらなかった。

憤りを抱いたままキャッチコピーを書いてしまったために、戦略が実行されない、コンサルティングの成果が上がらない原因となっていたのです。まさに「バカなコンサルタントと天才コンサルタントの紙一重の差とは?」ですね。今でも自分に言い聞かせて猛省しています。

「天才経営者の秘密」は、「憤りを解放」して書いたキャッチコピーです。コンサルティングの成果に貢献しました。小手先のテクニックではなく、「憎しみを解放する」ことで、コピーライティング全体が変わります。お客さんに応援してもらい易くなります。

もう一つ簡単な事例を紹介しましょう。コンビニのトイレです。

「いつもトイレをキレイに使って頂いてありがとうございます」「トイレを汚さないでください」

どちらが、トイレをキレイに使いたくなるでしょうか?これも、店長がトイレを使うお客さんに対する憤りを表した文言です。


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